浄土真宗で仏壇の引っ越し時のお勤めのお布施はいくらくらい?

2024年3月22日

年忌やお盆にお線香をあげていただいた時などにお寺さんお渡しするお布施。
なんとなくお寺さんに対する「報酬」のように思えてしまいますが、そうではありません。

お布施は喜捨(慈悲の心から施すこと)の考えからきています。
法施(ほうせ)、財施(ざいせ)、無畏施(むいせ)の3つに分かれていて、
お坊さんがお経を唱えたり、お線香をあげてくれたりといったことは法施にあたります。

その法施に対しての感謝を物品として表現するのが財施で、狭義のお布施といえます。
つまり、お布施はお寺さんに対する「報酬」ではなく感謝の気持ちなのです。
それゆえ「御経料」などのように表記せず、お布施と書いてお渡しするのが望ましいです。

仏教全般のお布施の中身

仏教では、一般に以下の「お布施」があります。

・お勤めに対する「お布施」
・戒名に対する「お布施」
・お車代、お膳代

戒名をするかしないかによって葬儀時の費用は大きく変わります。

例えば浄土真宗では、戒名はなく法名をつけていただくのですが、追加のお布施はいりません。
ただし、院号法名を希望する場合30~40万円のお布施が必要と言われています。
(お布施の意味から考えると必要ないかもしれませんが・・・)

葬儀の際のお布施は10~20万円と言われています。

一方、戒名が行われる他宗派(浄土宗、真言宗、臨済宗など)の場合、
葬儀の際のお布施に加えて戒名に対するお布施も必要となります。

戒名に対するお布施は宗派により金額の差がかなり出ます。
おおまかな目安としては、葬儀+戒名で50万円ほどです。

もちろんこの金額は絶対ではありません。
お寺さんも法施を行っているわけですから、お金がないからといって
お断りされるわけでもありません。

仏壇の引っ越しの際のお布施の相場

続いては引っ越しで仏壇を動かす際にしていただく「お精抜き」「お精入れ」時の
お布施の相場についてみていきましょう。

浄土真宗のある方の場合、
御布施は三万円、御車代が五千円~一万円、御膳料が五千円~二万円が相場らしいです。

別の浄土真宗の方の場合、
「お精入れ」のお布施が3~5万円、略すことが多いが「お精抜き」もするなら
プラス1~2万円が相場とのこと。

「お精入れ」と「お精抜き」のお布施をまとめてお渡しする場合は、
まとめてありますとお伝えしておくと誤解を生じることがありません。

また、御膳料はお越しいただいた際に会食を用意しなかった場合にお支払いします。
会食をされた場合は必要ありません。

もし、会食を用意したにもかかわらず、お召し上がりにならなかった場合は、
持ち帰り用の容器に料理を移し、お帰りの際にお渡しするとよいでしょう。

お布施をいくらお渡しすればいいかわからないときは

お布施はお寺さんの法施に対する感謝の気持ちであるとお伝えしましたが、
多く払っても少なく払っても居心地が悪く感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

お布施の相場はお住まいの地域やお寺によって変わります。
相場が知りたい場合、お寺さんに直接訊くのが最も簡単かつ確実な方法です。

お寺さんに訊くのに抵抗があったり、訊いても明確な答えが得られなかった場合は、
そのお寺にお世話になっている方に訊いてみるのもいいかもしれません。

提示されたお布施の金額が腑に落ちないときは

檀家となっているお寺によっては法事ごとのお布施の額や御車代などに至るまで
プリントアウトしたものを渡されるかもしれません。
納得できるのであればその金額に従うといいでしょう。

提示された金額が高いなと感じたり、とてもじゃないけど払えないなと思った場合は
恥ずかしがらずお寺さんに相談してみましょう。

お寺さんもお金目的でやっているわけではないわけですので、相談にのってくれるはずです。

感謝の気持ちであるお布施の金額を提示されるのは、矛盾していることのように思えますが、
お布施の相場についての問い合わせが多い為にそうしているのかもしれません。

あるいは、それぐらいいただかないとお寺の存続が厳しい・・・・
というのっぴきならない事情があるのかもしれません。

ともあれお布施は背伸びをしてまで大金をお支払いするものではありませんので、
腑に落ちない場合はお寺さんに相談してみることをおすすめします。

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