仏壇の引っ越しで失敗しないために!魂抜きは必要?正しい方法を解説

2024年3月22日

引っ越しを考えている方にとって、仏壇はどうするかというのは悩ましい問題です。
ただでさえ大きいですし、普通の家具と違って先祖を祀っているものなので粗末にできません。

仏壇の引っ越しに関して、絶対にこうしなければならないという決まりはありません。

宗教活動があまり盛んでない日本でもたくさんの宗教がありますね。
一番多いのは仏教徒だと思いますが、同じ仏教でもたくさんの宗派があります。

仏壇の引っ越しに関しても宗派ごとに考えが違います。
また、住職さんによっても変わったりします。

なので、檀家となっているお寺やお世話になっているお寺に相談するのが手っ取り早いですが、
ここでは一般的な仏壇の引っ越しの概略をご紹介します。

仏壇の引っ越しは大変!

仏壇の引っ越しでは、仏壇を動かす前にまず「魂抜き」をしてもらいます。
この儀式が終わると、先祖の魂は一旦仏壇から離れます。

新居に移ったら、今度は「魂入れ」をしてもらいます。
この儀式が終わると、先祖の魂は再び仏壇に戻ります。

宗派によって、「お精抜き」「お精入れ」と呼んだり、「お性根抜き」「開眼法要」と呼んだり
さまざまですが基本的な考え方はこのような感じです。

宗派によっては、引っ越しの際、まず最初に仏壇を運び出し、新居には最初に
仏壇を入れるというところもあるようなので、お寺に確認してみるといいでしょう。

浄土真宗には「魂」という概念がないため、魂抜き等はないと勘違いされることがあります。
確かに「魂抜き」「魂入れ」は行われませんが、代わりに「閉扉法要」「遷座法要」などの
儀式をします。(呼び方は浄土真宗内でもいろいろあります。)

ただ、「閉扉法要」は略すことが多いと僧侶の方もおっしゃっていますし、浄土真宗は
厳格ではないのかもしれません。

お布施の相場

「魂入れ」や「魂抜き」の儀式をしてもらう際にも通常の法事のようにお布施が必要です。
いくら包めばよいかわからない場合は思い切ってお寺に聞くのが確実な方法です。
相場は1~3万円程度で別途交通費等が必要になります。

この金額はあくまで相場で、金額は檀家となっているお寺やお住まいの地域により異なります。
参考までに、以下の二つのお寺のお布施金額をご紹介します。

・ある浄土真宗のお寺
「お精抜き」「お精入れ」合わせて1~2万円

・ある臨済宗のお寺
閉眼法要 2万円 (開眼法要は別途)

参考になさってください。

魂抜きは絶対?

相場を見ますと安くても1万円は必要となり、なかなかの出費だと思います。
また急に引っ越しが決まった場合ですと、事前にお寺に依頼をし、
引っ越し前に来ていただく時間を作るのは大変でしょう。

魂抜きは絶対にしなければならないのでしょうか?

最近ではこういった儀式はあまり行われていないようです。
遠方への引っ越しの際はされる方も結構いるようですが、近隣への引っ越しの場合、
省略される方が多いようです。

魂抜きや魂入れをしなかった方全員に祟りが起きた、罰が当たったということは聞きません。

では、お金も時間もかかるのになぜ魂抜きをする方がいるのでしょうか?

理由の一つとして、信仰心が強いなどの宗教的理由が考えられます。
また、先祖代々やってきているからという理由もあるでしょう。

実は多い理由が、お寺との関係を悪くしたくないという理由です。
一度檀家になったらそうそう変えることはできませんので、長い付き合いになります。

仏教のいろいろな決まりは住職さんに教えていただくことになりますから、
住職さんに引っ越しするなら魂抜きと魂入れが必要だと言われたら断りにくいですよね。

何も言わずに引っ越しをしても、いつかは仏壇にお線香をあげにきていただくことになります。
後から引っ越ししたことが伝わってもなんだかお互い気分が悪いですよね。
このように、お寺との関係を良好に保ちたいならば魂抜き等を行った方がいいでしょう。

どうしてもお金がないときは

魂抜きはしたいけど、相場の金額も払えない・・・という方もいらっしゃると思います。
お布施は気持ちと言われていますので、例えばお金をキャッシングで借りてまで
相場の金額を払う必要はないのです。

お寺もこちらの懐事情は十分に理解してくださると思いますよ。
ただわざわざ出向いていただくわけですので、お車代はしっかりと出した方がいいかと思います。

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