クリーニング代に修繕費用、アパートの退去時にはどれくらい必要?

2024年3月22日

普段から綺麗に使っていても長く住んでいるほど
少しずつ部屋の汚れやキズがついてしまいますよね。

退去が決まるといったいいくら請求されるのかと
不安になってしまう方も多いと思います。

でも長く住んでいるからこそ有利な面もあります。

退去時には、原状回復の原則に基づき、キズや汚れを
綺麗にする必要がありますが、同じ畳一枚でも、
入居時に新調された畳と既に何年も使われていた畳を
区別せず費用を請求されたら嫌ですよね。

国土交通省が出しているガイドラインでもこのことは
きちんと考慮した上で、借主と貸主の修繕費用の
負担割合が決められています。

品目別に耐用年数が決められていて、それを過ぎると
その物の価値は1円になります。

例えば、壁紙は耐用年数が6年となっています。
もし、あなたが壁紙に大きなシミを作ってしまったとして、
6年住んだ後に壁紙を張り替えることになっても
あなたが汚した壁紙の価値はそのときすでに1円になっているので
費用は借主(あなた)負担ではなく、大家さん(貸主)負担です。

これだけ聞くと借主に有利な制度だと感じるかもしれません。
ですが、経年変化による修繕費用は家賃に含まれています。
元々借主が支払っているもので、退去時に備えて
入居時からこつこつと貯金していたようなものなのです。

借主が負担する費用の算出方法とは

壁紙にキズをつけても、それが耐用年数をこえていたら、
借主は修繕費用を負担しなくてもよいということは
お分かりいただけたと思います。

では、キズや汚れをつけたものが耐用年数以内の場合、
修繕費用の負担割合はどのようになるのでしょうか。

具体的な例を挙げてみましょう。

仮に畳一枚を借主の過失でだめにしてしまったとします。
借主はその部屋の畳すべてではなく、だめにしてしまった畳の
枚数分(ここでは一枚)の費用の負担が求められます。

ここで負担割合を決めるのに重要となるのは、
その畳が敷かれてから何年経過しているかです。
畳の耐用年数の6年で、その価値は3年後には半分に
6年後にはなんと1円にまで下がります。

その畳が新調されてから3年経っていたとすると、
一枚一万円の畳の場合、現在の価値は半分の五千円なので、
だめにしてしまった場合、借主が支払うのは五千円となります。

この負担を重いと感じるか軽いと感じるかは
人それぞれだと思います。
半額も負担・・・と思っていてもそのキズや汚れが
普通に暮らしていてついてしまうものだと判断されると
経年変化のうちということで費用はタダになります。
なので、普段からなるべく綺麗に使いましょう。

主な物の耐用年数は以下の通りです。

・シンク 5年
・畳、フローリング、壁紙、エアコン 6年

請求されることが多いクリーニング代!だいたいいくら?

さて、最後にハウスクリーニング代についてみてみましょう。
退去時にはきちんと掃除していくのがマナーですが、
それでもハウスクリーニング代はかかることが多いです。

きちんと掃除をしていても、クリーニングはもう当然のように
組み込まれていることが多いので諦めが必要かもしれません。

あなたが新しく入居する場合も、よくわからない前の住人が
掃除したままのところに住むよりも、プロが清掃したところに
入居する方が気分的にいいのではないのでしょうか。

次の入居者が気持ちよく入居できることの他にも、
専用のクリーニングをしたら買い替えが少なく済む場合も
あるので、一概に悪いとは言えません。

さて、気になる費用ですが、
相場は1平米で1000円~1200円ほどとなります。
なので、20平米くらいの1Kですとだいたい2万円になります。

この料金はきちんと退去前に清掃して、ごみなども
置いて出ていかなかった場合の額です。

ごみを置きっぱなしにした場合はその処分費用がかかりますし、
きちんと清掃していなかった場合は余計にクリーニング代が
必要となる可能性がありますので注意してください。

また、物件によってはエアコンのクリーニング代がいることも。
その場合の相場は1台1万円ほどです。

-荷物運搬の豆知識